大停電の夜、私は歩き出した。 街灯もスマホもテレビも大好きなラジオまでもが役目を失い、上を見上げるとそこには夜空というより宇宙が広がっている。 「さようなら」という言葉は、私達の心の中でいよいよ現実味を帯び始め、冬色に変化する。 どうしてか、…
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